変形性股関節症で手術は必要?治療選択の考え方|石巻市

「変形性股関節症と言われたけれど、このまま痛みが続いたら手術になるのでは……」
「できれば手術は避けたい。でも、薬や湿布だけで様子を見ていていいのか分からない」
このような不安を抱えている方は少なくありません。特に、歩くことや買い物、旅行など、これまで普通にできていたことが痛みで難しくなると、これから先の生活まで心配になりますよね。
変形性股関節症の治療では、すぐに手術をするという考え方だけではありません。症状の程度や日常生活への影響、これまで受けてきた治療などを踏まえて、保存療法と手術療法を含めて選択していくことが大切です。
この記事では、「変形性股関節症の手術は必要なのか」という疑問を中心に、手術を検討する前に知っておきたい治療の考え方を、できるだけ分かりやすくお話しします。
変形性股関節症とは?まず知っておきたい症状と特徴
変形性股関節症は、股関節の軟骨や周囲の組織に変化が起こり、股関節の痛みや動かしにくさなどが生じる病気です。
初めは「歩き始めに股関節が痛い」「長く歩くと足の付け根がつらい」といった症状から始まり、進行すると靴下を履く、階段を上る、立ち上がるなどの日常動作にも影響することがあります。
また、痛みの場所は股関節だけとは限りません。お尻や太もも、膝周辺に違和感や痛みを感じることもあります。
ここで大切なのは、レントゲンなどで見える「変形の程度」と、実際に感じている痛みや生活上の困りごとが、必ずしも同じではないということです。
そのため、「変形しているからすぐ手術」という単純な判断ではなく、自分がどの程度困っているのか、どのような治療を試してきたのかを含めて考える必要があります。
変形性股関節症は手術が必要?すぐに決まるものではありません
結論からいうと、変形性股関節症と診断されたからといって、すべての方に手術が必要になるわけではありません。
日本整形外科学会の情報でも、初期には日常生活での股関節への負担を減らすことや、痛みを悪化させにくい使い方を考えること、運動療法などの保存療法が紹介されています。そして、保存療法で症状が十分に改善しない場合には、状態に応じて手術療法が検討されます。
つまり、手術をするかどうかは「病名がついたかどうか」だけで決まるものではなく、症状や関節の状態、生活への影響などを総合的に考えることが重要です。
変形性股関節症の保存療法にはどんな方法がある?
手術をしない治療を「保存療法」と呼びます。変形性股関節症では、運動療法やリハビリテーション、日常生活の工夫、必要に応じた薬物療法などが選択肢になります。
たとえば、股関節周辺の筋肉を適切に動かしたり、柔軟性を保ったりすることは、股関節の機能を維持するうえで大切です。ただし、痛みがある状態で無理に運動量を増やせばよいというものでもありません。
「運動しないといけないのは分かっているけれど、何をしたらいいのか分からない」という方は、ここで悩みやすいところです。
運動療法は、現在の痛みや動きの状態に合わせて、無理のない範囲から始めることが大切です。痛みが強い場合や運動によって症状が悪化する場合には、自己判断で続けず、医療機関などへ相談してください。
変形性股関節症では「痛いから動かない」に注意
股関節が痛いと、できるだけ動かさないようにしたくなりますよね。
しかし、痛みを避けて長期間動かない状態が続くと、筋力や体力が落ち、さらに日常生活が大変になることがあります。
だからこそ、「痛みを我慢して頑張る」のではなく、「今の自分にできる動き方を知る」という視点が大切です。
日本整形外科学会でも、痛みを悪化させない使い方を観察し、日常生活と股関節への負担を合わせていくことが紹介されています。
変形性股関節症で手術を検討するのはどんなとき?
では、どのような場合に手術が選択肢になるのでしょうか。
一般的には、保存療法を行っても痛みや機能の問題が十分に改善せず、日常生活への支障が大きい場合などに、手術が検討されます。
たとえば、「痛みのために歩く距離が大きく減った」「買い物や外出が難しい」「階段や立ち上がりがつらい」「痛みで生活の楽しみを諦めている」といった状態です。
ただし、手術の適応は一人ひとり異なります。画像検査だけで決めるのではなく、症状や身体機能、生活への影響などを医師と相談しながら判断することが大切です。
「手術は怖い」と感じるときに考えてほしいこと
手術をすすめられると、「できれば手術はしたくない」と思うのは自然なことです。
大切なのは、手術をする・しないを感情だけで決めることではありません。まず現在の状態を把握し、「まだ取り組める保存療法はあるのか」「今の生活で何が一番困っているのか」「手術をした場合、どのようなメリットやリスクがあるのか」を整理してみましょう。
特に、手術について医師から説明を受けた場合は、自己判断で薬を中止したり、必要な治療を避けたりするのではなく、疑問に思ったことを主治医に確認してください。
「手術を避けること」だけを目的にするのではなく、自分がこれからどんな生活をしたいのかを考えることも、治療選択の大切な基準になります。
変形性股関節症の痛みと日常生活の動作を見直す
変形性股関節症で悩んでいる方に、私がまず確認してほしいのは「普段どのように体を使っているか」です。
長時間座っている、立ち上がるときにいつも同じ足へ負担をかける、歩くときに痛みを避けるため身体を傾けるなど、日常の小さな動作が積み重なっていることがあります。
もちろん、こうした動作だけが変形性股関節症の原因だと決めつけることはできません。しかし、痛みがあるからこそ身についた身体の使い方が、さらに動きにくさを感じるきっかけになっている可能性はあります。
そのため、痛い場所だけを揉んだり、その場のつらさだけを見るのではなく、「どんな動きで痛みが出るのか」「どこをかばっているのか」「日常生活のどの動作で困っているのか」を確認することが重要だと考えています。
石巻市で変形性股関節症の悩みを抱えている方へ
整体院蔵武では、痛みのある場所だけを一時的に楽にすることを目的とするのではなく、その方の身体の動きや日常生活での使い方を確認しながら、必要な施術やセルフケアを一緒に考えることを大切にしています。
施術では、強く押したり骨を鳴らしたりすることを中心にはせず、状態に合わせて筋肉への施術を行い、動きやすい状態をつくることを目指します。そのうえで、ご自身でも身体を整えていけるよう、ストレッチや身体の使い方についてお伝えします。
特に、「長い間痛みが続いている」「病院や接骨院などで相談してきたけれど、これからどうすればよいのか分からない」「できることなら自分でも身体を管理できるようになりたい」という方には、自分の身体について知ることから始めていただきたいと思っています。
ただし、整体は医療機関で行う診断や手術の代わりになるものではありません。変形性股関節症の診断を受けている方や手術を提案されている方は、医師からの説明も大切にしながら、身体のケアについて考えていきましょう。
「手術が必要か分からない」ときこそ、治療の選択肢を整理しましょう
変形性股関節症と聞くと、「このまま悪くなったら歩けなくなるのでは」「いつか手術をしなければいけないのでは」と不安になってしまうものです。
でも、そこで一人で悩み続ける必要はありません。
現在の症状、検査結果、これまで受けた治療、日常生活で困っていることを一つずつ整理すると、「今できること」が見えてくる場合があります。
温泉や旅行に行きたい。買い物に一人で出かけたい。できるだけ薬に頼らず、自分の身体を自分で管理したい。
そうした希望を大切にしながら、無理のない方法を探していくことが大切です。
変形性股関節症の手術についてよくある質問
Q:変形性股関節症と診断されたら、すぐに手術が必要ですか?
A:すぐに手術が必要になるとは限りません。症状の程度や日常生活への影響などによって、運動療法やリハビリテーション、生活上の工夫などの保存療法を検討することがあります。保存療法で十分な改善が得られない場合などに、手術が選択肢となることがあります。
Q:変形性股関節症で痛みがある場合、運動しても大丈夫ですか?
A:運動療法が治療の選択肢になることはありますが、痛みの程度や身体の状態によって適した運動は異なります。無理に運動量を増やすのではなく、専門家に相談しながら徐々に行うことが大切です。
Q:レントゲンで股関節が変形していたら、痛みはなくならないのでしょうか?
A:画像で確認できる変化と、実際に感じる痛みや生活上の困りごとが必ず一致するとは限りません。痛みの状態だけでなく、股関節の動きや日常生活への影響なども含めて考える必要があります。
Q:手術をできれば避けたい場合、何を確認すればいいですか?
A:まずは現在の股関節の状態と、手術以外に検討できる治療について主治医に確認しましょう。そのうえで、普段の身体の使い方や運動、生活習慣など、自分で取り組めることを整理していく方法があります。
Q:変形性股関節症で整体を受ける場合、病院の治療と併用できますか?
A:整体は診断や手術などの医療行為に代わるものではありません。医療機関で治療を受けている場合は、その内容を踏まえて身体のケアを検討することが大切です。施術を受ける前に、現在の状態や治療内容を伝えて相談すると安心です。
石巻市の整体院蔵武から、変形性股関節症でお悩みの方へ
変形性股関節症で「この先どうしたらいいのか分からない」と感じている方は、まず今の状態を整理することから始めてみてください。
もし不安が続く場合や、身体の使い方やセルフケアについて専門的に相談したい場合は、石巻市を中心に、東松島市や登米市などからも通われる方の身体の状態に合わせて、整体院蔵武でもご相談をお受けしています。
無理に通院を続けていただくことを目的とするのではなく、ご自身でも身体を管理できるようになるために、必要なことを一緒に整理していければと思っています。
