股関節が痛い原因は?変形性股関節症との見分け方|石巻市

「股関節が痛くて、買い物に行くのも不安になってきた」「このまま歩けなくなったらどうしよう」「変形性股関節症と言われたけれど、本当に痛みの原因はそれだけなの?」。このような不安を抱えている方は少なくありません。
特に50代、60代、70代になると、長年の座り姿勢や運動不足なども重なり、股関節まわりの痛みを感じることがあります。ただし、股関節が痛いからといって、すべてが変形性股関節症とは限りません。
この記事では、股関節が痛い原因として考えられるもの、変形性股関節症に見られやすい特徴、病院ではどのように確認するのか、そして日常生活で何に気をつければよいのかを、できるだけわかりやすくお話しします。
股関節が痛い原因は変形性股関節症だけではありません
股関節は、脚の付け根にある大きな関節です。歩く、立つ、階段を上る、椅子から立ち上がるといった日常の動作で体重を支えるため、痛みが出ると生活そのものが不自由になりやすい場所です。
股関節が痛い原因には、変形性股関節症のほか、股関節周辺の筋肉や腱の負担、腰からくる痛み、過去の外傷、炎症など、いくつかの可能性があります。日本整形外科学会でも、股関節周辺には変形性股関節症、発育性股関節形成不全、骨折、大腿骨頭壊死症など、複数の病気や状態が挙げられています。
そのため「痛い場所が股関節だから、原因も股関節そのもの」とは限りません。まずは痛みが出る場所やタイミング、動かしたときの変化などを整理することが大切です。
変形性股関節症に多い痛みの特徴とは
変形性股関節症では、股関節の軟骨や骨に変化が生じ、痛みや動かしにくさが出てくることがあります。日本整形外科学会によると、初期には立ち上がるときや歩き始めなど、動作の開始時に脚の付け根が痛むことが特徴の一つです。
症状が進むと、長く歩いたときだけでなく、日常生活のさまざまな場面で痛みを感じることがあります。また、靴下を履きにくい、足の爪を切りにくい、階段や車の乗り降りがつらいなど、「股関節を曲げたり開いたりする動作」が難しくなることもあります。
ただし、こうした症状があるからといって、ご自身だけで変形性股関節症と判断することはできません。似たような症状を起こす状態もあるためです。
股関節が痛いときに確認したい「痛む場所」と「動作」
股関節の付け根が痛い場合に考えられること
股関節の痛みで特に気になるのが、脚の付け根、いわゆる鼠径部の痛みです。歩き始めや立ち上がりで痛む場合は、股関節そのものに負担がかかっている可能性があります。
一方で、股関節周辺には多くの筋肉や腱があるため、筋肉や腱などの状態によって痛みを感じている場合もあります。また、腰の問題によってお尻や脚に痛みが出ることもあります。
歩くと痛い、靴下が履きにくい場合は要チェック
「歩くと股関節が痛い」「階段がつらい」「靴下を履くために脚を上げるのが難しい」という場合は、痛みだけではなく股関節の動かせる範囲も確認してみましょう。
変形性股関節症では、痛みとともに関節の動きが制限されることがあります。ただし、痛みの原因を正確に確認するには、問診や身体の状態の確認に加えて、必要に応じて画像検査などが用いられます。
変形性股関節症かどうかは自分だけでは見分けにくい
ここは非常に大切なところです。
「朝よりも歩き始めが痛いから変形性股関節症」「脚の付け根が痛いから股関節が変形している」と、症状だけで病名を決めることはできません。
変形性股関節症の診断では、症状や身体の状態を確認したうえで、X線(レントゲン)検査などを用いて関節の状態を確認します。必要に応じてCTやMRIなどの検査が行われることもあります。
また、画像で変化が見つかったとしても、その画像だけで現在感じている痛みのすべてを説明できるとは限りません。痛みがいつから始まったのか、どの動作で強くなるのか、歩き方や日常生活にどのような変化があるのかなど、全体を見て考えることが大切です。
「このまま歩けなくなる?」と不安なときに知っておきたいこと
股関節の痛みが長く続くと、「このまま悪くなって歩けなくなるのでは」と心配になるのは自然なことです。
ただ、股関節の痛みがあるという一点だけで、将来歩けなくなると決まっているわけではありません。痛みの原因や関節の状態によって、その後の対応も異なります。
変形性股関節症と診断された場合でも、症状の程度によっては日常生活の負担を調整したり、運動療法などを取り入れたりする保存的な対応が検討されます。日本整形外科学会も、初期では痛みを悪化させない生活上の工夫や、状態に応じた運動などを挙げています。
「変形していると言われた=すぐ手術」という意味ではありません。一方で、痛みが強い、歩くことが難しくなってきた、症状が長期間続いているという場合には、自己判断で我慢し続けず、整形外科などで状態を確認しておくことが安心につながります。
股関節が痛いとき、日常生活で見直したいポイント
股関節の痛みがあると、「運動しなければ」と考えて、急にウォーキングや筋トレを始めたくなる方もいると思います。
しかし、痛みがある状態では、運動の種類や量によって負担が増えることもあります。まずは「何をすると痛いのか」を知ることから始めてみてください。
たとえば、長時間座ったあとに立つと痛い、買い物で歩く時間が長くなると痛い、階段だけがつらい、脚を内側・外側に動かすと痛いなど、痛みが出る条件をメモしておくと、自分の状態を整理しやすくなります。
整体院蔵武でも、股関節の痛みについては「痛い場所だけ」を見るのではなく、どのような動作で負担がかかっているのか、日常生活でどんな体の使い方をしているのかを確認することを大切にしています。
施術では強く押したり、無理に関節を動かしたりすることを目的とせず、状態に合わせて筋肉や身体の動きを確認しながら、負担の少ない体の使い方を一緒に考えていきます。
股関節の痛みが長引くときは「痛み方の変化」も確認しましょう
股関節の痛みが半年、1年と続いている場合、「いつもの痛みだから」とそのままにしてしまうことがあります。しかし、痛みの強さや出る場所、歩き方などに変化がないかは一度確認してみてください。
特に、転倒などのあとに急に強い痛みが出た、体重をかけられない、発熱を伴っている、急激に症状が悪化したなどの場合は、整体で様子を見るのではなく、医療機関への相談を優先してください。
また、急に始まった股関節痛には、変形性股関節症とは異なる病気が関係する場合もあります。たとえば大腿骨頭壊死症では、比較的急に股関節痛や歩きにくさが始まることがあります。気になる症状があるときは、まず原因を確認することが大切です。
股関節が痛い原因を知ることが、これからの生活を考える第一歩
股関節が痛いと、温泉旅行や買い物、家族との外出など、これまで普通にできていたことまで不安になってしまいます。「できれば薬だけに頼りたくない」「手術は避けたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、まず「自分の痛みは何がきっかけになっているのか」を知ることが大切です。変形性股関節症の有無を確認することも、その一つです。
整体院蔵武では、施術を受けることだけを目的にするのではなく、ご自身の身体の使い方や負担がかかりやすい動作を知っていただくことを大切にしています。
痛みの原因が一つとは限らないからこそ、その方の状態や生活背景を確認しながら、必要な施術やストレッチ、身体の使い方を一緒に考えていきます。何度も通い続けること自体を目的にするのではなく、ご自身で身体を管理できるようになるためのお手伝いができればと考えています。
股関節が痛い方からよくいただく質問
Q:股関節が痛いのですが、変形性股関節症でしょうか?
A:股関節の付け根の痛みや歩き始めの痛み、股関節の動かしにくさは変形性股関節症で見られる症状の一つです。ただし、同じような症状はほかの原因でも起こるため、症状だけで判断することはできません。気になる場合は整形外科などで状態を確認することをおすすめします。
Q:レントゲンで股関節が変形していると言われました。痛みの原因は変形ですか?
A:股関節の変形は痛みに関係する可能性がありますが、画像の変化だけで痛みのすべてを説明できるとは限りません。痛みが出る動作や身体の状態、日常生活への影響なども合わせて考えることが大切です。
Q:股関節が痛くても運動したほうがいいですか?
A:運動は状態に応じて取り入れることが考えられますが、痛みがあるときに急に運動量を増やすのはおすすめできません。どの動きで痛みが出るのかを確認し、必要に応じて医療機関や専門家に相談しながら無理のない範囲で行いましょう。
Q:股関節の痛みが長く続いています。整体に相談しても大丈夫ですか?
A:長く続く痛みについて身体の使い方や動作を相談することはできます。ただし、急な強い痛み、転倒後の痛み、体重をかけられない状態、発熱を伴う痛みなどがある場合は、整体より先に医療機関で原因を確認することが大切です。
Q:石巻市で股関節の痛みについて相談できるところを探しています。
A:股関節の痛みにはさまざまな原因が考えられます。まず病気や関節の状態を確認したい場合は整形外科へ。医療機関で緊急性のある問題がないことを確認したうえで、日常生活での身体の使い方や動作について相談したい場合は、整体という選択肢もあります。
股関節の痛みで不安が続く方へ
股関節が痛い状態が続くと、「この先どうすればいいのか」が分からなくなってしまうことがあります。痛みを我慢するだけではなく、まず自分の身体の状態や痛みが出る条件を知ることから始めてみてください。
石巻市を中心に、東松島市や登米市などから股関節の痛みについて相談先を探している方で、日常生活での身体の使い方やセルフケアについて専門的に相談したい場合は、整体院蔵武までお気軽にご相談ください。
無理に通院をおすすめするのではなく、今の状態に必要なことを一緒に整理し、ご自身でも身体を管理していけるようお手伝いすることを大切にしています。
